「角打ち」って酒飲み文化知ってる?

角打ちって言うのは北九州発祥の酒飲み文化の一つで、居酒屋じゃなくて酒屋で買ったお酒をその場で立ち飲みすることを指すんですよ。酒屋にでかいテーブルがバーンとあって、地元近所の方がそれを囲うようにして各々好きなお酒を飲むわけです。酒屋によってはその角打ちのために酒肴や一品物を用意してくれるのね(もちろん有料)。

そんな角打ちなんだけど、下関に4年、北九州の小倉に1年住んでいたぼくは先日角打ちを立ち飲み居酒屋でさっと飲んで次々とお店をはしごすることと勘違いしたまま友人を連れて小倉北区の魚町商店街に行ってきた。そのためにわざわざホテルも取った。

1件目に行った“庶民の味方 ももたろう”は1階が立ち飲み、2階がテーブル席になってて、テーブル席があるくらいだからもちろんメニューも豊富だった。はしごする気まんまんマンだったからビール2杯と枝豆と唐揚げくらいしか頼まなかったけど。大分県民だから唐揚げが美味けりゃ大体気分良くするからちょろい。優勝。でも唐揚げ頼んだらこっち2人に対して唐揚げ3個だったから戦争が起きるかと思った

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2件目は“屋台居酒屋 大阪満マル”。数十メートルしか移動していない。チェーン店だけど串と天ぷらがなかなか美味い。ビール2杯と天ぷらの盛り合わせ、豚肉とエリンギの炒め物みたいなやつで2度目の優勝。なんか料理食べながらひたすらこんな幸せでいいのとか言ってた気がする。ちなみにこの時点でもう立ち飲み屋ではない。

次の日が土曜日、時刻が22時過ぎということもあって立ち飲み屋人大杉。外から見ても店内人だらけで君らさっきまで満員電車でぎゅうぎゅう詰めやったんちゃうんかいって思った。そんな調子のまま行った3件目は“室町ノおみつ”。やっぱり2件目から数十メートルしか離れてない。そしてやっぱりここも立ち飲み屋ではない。飲めればどこでもよかった

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この店に入ったの23時手前でかなり閉店まで余裕があったんだけど、入店早々調理器具もう片付けてしまったからお酒しか出せないと言われた。がーんだな・・・出鼻をくじかれた
まあビールだけでいくらでも優勝できるから全く問題なかったけど。というわけでこの店で3連覇。ビール飲みながら壁のお品書きを見てたんだけどどれも美味しそう。あとで調べてみたんだけどこの店はランチも美味いらしい。ということは必然的にお酒に合う一品物も美味いわけだな・・・次行く時は早めに行こう。

ぼく「料理食べてみたかったです~ ここ何時閉店なんですか?」
マスター「普段は1時位までだけど今日早い段階で人が引いてったからかたづけちゃった。」

おちゃめか

だいぶゴキゲンでお腹も膨れてきたので最後に新卒時代欝で辞める前にクソほど通ったアイリッシュパブ“BOOTIES”に行った。友人にはここはもう角打ち関係無しに絶対に行きたい店から覚悟しろよなって前置きして連れてきた。まあもうこれに関しては2件目から立ち飲みじゃなくなってるからもうどうでもよかったけど。

BOOTIESは出てくるお酒はもちろんだけど料理が本当に美味しくてすき・・・。以前通ってた時はフィッシュアンドチップスとかアヒージョをよく食べてた。特に前者は個人的にド鉄板、というわけで友人にも食べてもらった。

おめでとうガールズ&パンツァー最終章
ちなみに飲んでるビールはインディアペールエール。ここBOOTIESでは毎週各地の地ビールをゲストビールとしてピックアップして提供してくれるからつよい。しかも樽生だぞ樽生。最強。余裕で毎週通うでしょこんなの・・・あ、肝心のインディアペールエールだけどとてもおいしかったです(小並感)

そして締めはやっぱりラーメン、ということでこれまた小倉に住んでいた時に週3~4で通いつめた神ラーメン店“麺屋まるいち”に行ったんだけど何故か閉まってた。意味不明。俺は元メイヤーだぞって叫んだけど開かなかった。う~ん

結局すぐ近くの“ろくのや大黒”で5連覇。お疲れ様でした。

魚町、というか小倉駅周辺ってすごく狭い範囲で居酒屋が確か200件以上あるんだよね。そこら辺の石ぶん投げたらとりあえずどこかの居酒屋の窓ガラスが割れるレベル。だから飲み歩きにはかなり最適。お店ごとに特色があるから事前に調べなくてもふらっと入ればだいたい優勝できるのでみんな小倉に遊びに来るといいよ~。

もし遊びに行こうと決めて色々準備する時に、多分これはこうした方がいいんじゃないかなって思う人結構いると思うから先に言っておくけど特に武装してこなくても大丈夫です。